訪問看護事業によくある外出支援の課題とは

2021年4月27日に、株式会社ビジケア代表取締役で、一般社団法人ワーシャル共同代表でもある看護師の上妻裕弥(こうづま・ゆうや)さんにインタビューをおこないました。

訪問看護事業所を開設・運営するにあたり、管理者はどのような問題に直面するのか、それに対してドコケアはどのように力になれるか、上妻さんの専門的知見を伺います。

事業内容
ビジケアは「経営できる看護師を増やす」のミッションのもと、看護師に経営の学び×チャレンジする場を提供しています。
1.全国の訪問看護ステーションの運営サポート 2.経営オンラインスクール 3.経営者・管理者のためのサロン を運営しており、メンバーは訪問看護経営者や元管理者で構成されています。

 

起業の経緯

私自身も訪問看護ステーション開設を経験しました。
当時は困りごとに対し質問したり、相談する場所がありませんでした。

そもそも情報が届きにくい地域での開設であったり、「これからチャレンジしてみたいが一歩が出ない」「すでに運営しているけど周りに相談する人がいない」などの悩みを持った方が多くいらっしゃいます。

看護師の経営業において専門的なサポートを受けられる環境はまだまだ整っていないのが現状です。
訪問看護ステーションの経営は、看護師の視点も必要だと考えます。そのため、サポートする側にも専門的な知見が必要です。

訪問看護ステーションを開設したい人が、看護師の視点を持った第三者に相談できる場を創りたいと思い、起業に至りました。


訪問看護ステーション管理者へ向けたセミナーの様子

 

訪問看護事業所が抱える外出の課題

外出ニーズは地域に偏りなく存在しており、地域の訪問看護事業所からは外出に関しての相談を頻繁に受けます。
しかし、ニーズがあるにもかかわらず、公的支援では適用される範囲に限界があります。

具体的な相談例としては「お一人で通院できない患者さんを、病院まで迎えに行っても良いですか?」といった、通院に関わる相談が多いです。
こちらも、待ち合わせ場所が自宅ではないので、公的保険適用外になります。
ちょうど制度の隙間で支援が難しい例です。

特に、小規模な事業所や地方の事業所では課題が大きいです。
小規模だと人手が足りず、公的保険外のサービスまで補完できません。

料金を頂かずに、受診同行をする場合でも、地方だと移動自体に時間を要します。

地域によっては、訪問看護ステーションによる医療面のサポートだけではなく、看護の視点を持って、その地域を丸ごと、移動も含めてサポートする体制が必要だと考えます。

 

また、法的規則を知らずに移動支援を実施している事業所や業者も少なくありません。

そういった場合、全てではありませんが情報公開が少ないように感じられます。前提として事業として成立していなかったり、規約も未整備な場合もあります。

私たち紹介する側にとっても、信頼性が低い事業者には不安があります。

業務時間内での移動支援が難しかったり、法律面に不安のある事業所に対して、ドコケアは安心して勧められるサービスだと思います。

外出支援サービスはもちろん他にもありますが、副業で正規の業務時間外に支援ができる点や、現状の法律に則って規約を定めている点で信頼できます。

 

ドコケア活用の今後の展望

過疎地域の町おこしの一環としてドコケアを活用し、医療だけではなく地域を丸ごと支えられるようにしたいです。移動に関してはドコケアで補完するモデルです。

また、医療介護福祉職病気を持った方の多様な働き方の推進のため「複業」を積極的に勧めたいと思っています。ドコケアも多様な働き方の1つの選択肢であり、弊社でも医療介護福祉職や病気を持った方向けの複業サイト「じぶんはけん※」を運営しています。
業界全体のより良い発展のために、ドコケアとの連携の形を今後も模索していきたいです。

ドコケアでは、共創パートナーとなっていただける法人を募集しています


株式会社ビジケア
事業内容:訪問看護運営サポート、オンラインサロン・スクールの運営 など
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一般社団法人ワ―シャル
事業内容:じぶんはけんの運営、医療介護福祉職へ向けたイベント開催 など
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※医療介護福祉職や病気を持った方向けの複業サイト「じぶんはけん」のHPはこちら