思い出のホテルにもう一度|がん終末期のお出かけ

先日、がん終末期のご利用者様の旅行付き添い依頼をいただき、ドコケア看護師のMさんと介護士のKさんがお手伝いさせていただきました。

ご依頼の内容

「残された時間を家族と思い出のホテルで過ごしたい」

普段施設で生活されているご利用者様。

初めはパートナーさんと2人でも行けると言われていましたが、緩和ケアの治療を行う中で徐々に鎮痛剤の量が増え、パートナーさんも普段は1日30分の面会しかできておらず、傷の処置に関しても不安もあったため、看護師の付き添いを依頼されました。

ホテルの往復は車椅子のまま乗れる介護タクシーで移動し、ホテルでの付き添いはドコケア看護師が担当しました。

思い出のホテルでのひととき

多い時には年間10泊もしていたお気に入りのホテル。

いつもと同じ部屋で、いつものように、ゆっくりと過ごすことができたようです。

ご病気の状態が芳しくなく、入居している施設では食欲が低下し、摂取量も減っていましたが、今回の旅行中は食欲もあり、食事もたくさん食べ、お酒も飲むことができたそうです。

ドコケアの看護師・介護士がお手伝い

外へ出かけることはありませんでしたが、ご本人の強い希望でホテルの部屋のお風呂に入ることもできました。

鎮痛剤も使用し、身体機能も徐々に低下している中での入浴だったため、事前にドコケア介護職のスタッフの入浴介助の依頼も頂いていました。

普段から介護職として施設で働きながらドコケアで通院の付き添いも担当してる介護士のKさんが入浴介助に駆けつけ、安心して入浴いただくことができました。

看護師から見た「素顔」のご利用者様

今回の旅行で看護師Mさんは、これまで病院で接してきた「患者さん」としての顔ではなく、「一人の人間としての顔」を垣間見ることができたそうです。

思い出深いホテルで、安心できる家族と一緒に過ごすことで、病院では見ることができない表情をされていたのだと思います。

あきらめていた外出、ドコケアが叶えます

ドコケアではご家族の思い出をつくるご旅行の付き添いを行っています。他にも、介護タクシーによる転院・退院の看護師付き添いや介護職の通院付き添いなど、外出に関わる様々な依頼を日々お受けしています。

ご家族や施設利用者様の外出を叶えたい、でも自分たちだけでは難しい……そんなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご連絡ください!

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