カメラマンナースだからできる外出支援 |清水康雄さん(看護師・カメラマン)

「あなたの街のドコケアさん」では、ドコケアに登録してくださった全国各地の魅力的な介助者さんをご紹介しています。
第5弾は、東京都でカメラマンナースとして働く清水康雄さんです。

看護師として働く清水さんは、フリーランスのカメラマンとしても活動しています。看護とカメラのプロとして、幅広く活動しているそうです。先日ご紹介した、池田さんの入院支援も、カメラマンナースとして介助しました。
▷清水さんが介助をしたお出かけの様子はこちら

今回は、実際にドコケアを使った感想、カメラマンナースとしての今後について伺いました。

 

▼ドコケアの介助者になったきっかけを教えてください

普段は救急外来の看護師として働いています。そのかたわら、フリーランスのプロカメラマンをしています。看護を必要としている人をサポートしながら、プロカメラマンとして撮影したいという構想があり、ドコケアに登録しました。
外出困難な方のお出かけをサポートして、お出かけの様子を撮影したいと思っています。

 

▼今までに外出支援の経験はありますか?

支援学級のサポートに一泊二日で同行したことがあります。持病を持つ小児は、体調を崩しやすいので、看護師のサポートがあると先生方の負担を軽減することができます。同行の際は、先生の相談にも乗ることができ、よい経験になりました。

他には、イベントの救護看護師の経験があります。救護看護師は基本的に待機の時間が長いので、空き時間にカメラマンとして行動できました。実際にイベントでトラブルが起こったこともありましたが、救急をメインとしている看護師なので、冷静に対応することができました。

▼医療業界に対しての思いはありますか?

事故や病気で救急搬送され入院となった患者さんが「完全に回復して」退院するというのは難しく、独居などで帰宅後に何らかのサポートが必要な場合が多々あります。
ある独居の患者さんが退院する際、自宅で生活できるかを調べるためメディカルソーシャルワーカーと患者さんのお宅へ訪問したことがありますが、サポートなしで外出するのは困難な状況でした。
お一人の生活のなかで、移動支援や介助支援が必要なときに看護師を気軽に呼ぶことができるサービスがあれば便利だろうと感じています。

また、私の父が体力が落ちてきて、家に引きこもりがちになっています。今は私が引っ張り出すことが多いですが、私の代わりに父と外出してくれるサービスがあると、父は外出でき、また私にも時間ができていいなと思っていたので、今後依頼者としてもドコケアを活用したいと思います。

 

▼今あるニーズについて教えてください。

旅行や冠婚葬祭など、大きなイベントに医療関係者が同行するサービスがある一方で、近距離の移動の同行を頼めることがなかったと思います。今回の利用者さんも近距離の移動にご家族は頼みづらいと言っていたので、近距離の移動支援にニーズがあると感じました。
今回は入院に必要な荷物をお持ちし、隙間時間で撮影をさせていただきました利用者さんにも喜んでいただけてよかったです。

▼カメラマンナースについて教えてください。

看護師でありながら、プロのカメラマンでもあることが売りです。看護と撮影が必要な場面で、私であれば一人の依頼で済みます。看護師を頼んだらカメラマンがついてきて、カメラマンを頼んだら看護師がついてきて、お得感があると思います。

私の場合は救急メインの看護師なので、通常時のサポートだけでなく、急変対応に慣れています。看護師の中にもいろいろな分野がありますが、私は助けるプロなので、何かあったときは任せてもらえる安心感があると思います。

変わったところでは、例えばモデル撮影の依頼があります。屋外のロケでは万が一に備えて看護師が同行することもあります。その時にドコケアを使って私にご依頼をいただけましたら、看護師とカメラマンが合わせて一人で済みます。写真の品質もモデルさんの安全もそのままで、コストだけ下げられるというメリットをご提案できると考えています。

清水さんのHP
Primary Nurse Photographer

▼最後に、今後のドコケアとの関わりを教えてください。

カメラマンナースとドコケアの相性がとてもよいと思いました。普段外出ができない方が外出できる時というのは、とても貴重です。ドコケアを通じて外出サポートをしながら、たくさんの笑顔を写真に収められたらいいなと思います。

 

インタビューを通して、清水さんは「人のために行動したい」という気持ちが全面に出ている方であることが感じられました。看護師とプロカメラマンという二つの職業を掛け合わせ、困っている人を救うだけではなく笑顔にさせることができる方です。
今後も、清水さんにはドコケアのカメラマンとして活動していただきたいです。

ドコケアでは、清水さんのように「看護師資格+α」の能力を活かしたいという介助者さんの登録をお待ちしております。
あなたができることを、ドコケアで活かしませんか?