三田評論

慶應義塾の三田評論(2019年12月号)に執筆しました。

テーマは、「在宅ケア」を考える、でした。
下記、ドコケアに該当する箇所です。

 

「公的保険による訪問看護では、自宅へのサービスは提供できるが、一緒に旅行や買物、通院、通勤、冠婚葬祭などに付き添いをして欲しいというニーズには対応していない。そのため、旅行や買い物等に看護師の付き添いを希望される方は、全額自己負担となる。弊社でも、永六輔さんから外出支援をご依頼されることもあったり、病や障がいを持ちながら、自由に外出したい方が多いことを知った。」

 

「一方で、一時間一万円の支払いが簡単にはできない人が多く、手軽で、かつ、質を担保した、外出支援に関する新たなビジネスが求められる状況もある。」

 

「弊社では、移動介助が必要な方と看護師等をダイレクトマッチングする予約システムを開発している。サービスを立ち上げてすぐに、ニューヨーク在住の日本人の方から、日本で一人暮らしをされているお母様の外出支援を依頼された。ヘルスケア人材が不足する中、シェアリングエコノミーの考え方で、日本中の看護師やヘルパー等が、隙間時間に副業をして、移動支援ができるとよいと考えている。個人として仕事を請けることで、価格を一時間三千円程度に抑えることができる。」