2020.03.01Kさんのドコケア体験

現在、訪問看護を利用している小梨さんが、移動支援プラットフォーム「ドコケア」を体験しました。

ドコケア体験の様子はこちらから。

現在、訪問看護を利用しているKさん。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)やCOPD(慢性閉そく性肺疾患)、慢性心不全があります。病気が進行してきて、外出はあきらめかけていました。

部屋の中には、至る所に手すりがあり、家の中でも、移動することは容易ではありません。

今回、ドコケアで顔なじみの看護師と、久しぶりの外出をすることになりました。
Kさんは「自分で歩くのはやっとだから、(看護師が)いなかったら出かける気持ちにもならなかった」「自分で自分の気持ちを・・・病気のせいにして、気持ちを(マイナスに)追いやってしまう、出不精というか生活不活発病になってくる。それが一番気にかかっていたから。何とか抜け出したい。切り替える時間が必要だと思っていた」とおっしゃいました。

雨が降る中、二人の看護師の傘に入りながら、外出はスタートしました。Kさんは、美術鑑賞が好きで、根津美術館や六本木トンネルのアートを観にいき、ご本人が望む自由な外出となり、公的保険サービスでは実現できない時間になりました。

同行した看護師からは「体的にはしんどいこともあったと思うけど、それよりも表情がよくて気分転換になったのかな」「本来なら発揮できる(その人の力が)しっかり外に出て、すごく良い時間だったと感じて、ハイになって・・・」と笑顔でこたえてくれました。

そして、Kさんにはドコケアを利用して実現したいことがありました。寿司屋に行って、日頃お世話になっている看護師への御礼を伝えたかったのです。病や障がいから解放された「わたし」の時間になりました。

一日を振り返って、Kさんは「外に出ておいしい空気を吸って、おいしいものを食べれば全然気分が違う。抜け出したい生活不活発病から少し解放された・・・新しい糸口が見つかった」とおっしゃいました。

撮影させていただく中で、私たちも”新しい糸口”を見つけることができました。本来、その人が持つ力(自然治癒力)を最大限発揮するためには、公的保険サービスや私たち医療介護従事者だけでは限界があり、既存の枠組みが生活不活発病を生み出してしまうことにもあります。ケアプランや看護計画、治療計画はもちろん大切ですが、「わたし」ならではのプランを立て、実現できるようにしていきたいです。

 

移動支援プラットフォーム「ドコケア」はもうすぐ開始します。